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トレンドよりもスタイル重視
ここでのスタイルとは体型のことではありません!
スタイル=自分らしさ
スタイルが出ている大人ほど、カッコイイものはありません!!
トレンドは程よく取り入れる程度にして、自分のスタイルを確立しましょう!
でもスタイルを確立するためには一朝一夕ではできません。
少しずつ、ファッションの事を勉強して、かっこいい自分を作りましょう!
中級編
初級編では、インプットして恥ずかしがらずにアウトプットしましょう!とお伝えしました!まだの方は下記をご覧ください!
そして、この中級編では、一歩進んで自分のスタイルの方向性を見つける方法をお伝えします。
ジャンルを知る
初級編で集めたコーディネート集を自分の感覚でいいので、似た者同士でグループ分けをしてください。そうすると、なんとなくですが自分の好きなテイストが見えてきます。そのテイストがすでに世の中にある、名前のついたテイスト毎にジャンル分けすることができます!
- カジュアル(ストリート)
- 裏原系
- ミリタリー
- ワーク
- アウトドア
- ロック、パンク
- ヒップホップ
- アメリカンカジュアル(アメカジ)
- フレンチカジュアル
- イタリアンカジュアル(イタカジ)
- エスニック・オリエンタル
- トラッド
- アメリカントラッド(アメトラ)
- クラシコイタリア(イタリアントラッド)
- フレンチトラッド
- ブリティッシュ
- モード
- 私には細分化は難しい…すいません(もっとモード系にどっぷりな方はできるかもです)
いっぱいジャンルってありますね。これでもまだ中分類までなので、さらに細分化ものもあります。
例えば、アメトラでいえば、アイビーとかプレッピーとか。
自分の好きなテイストを深掘りする
上記のように、かなり枝分かれしているので大まかな括りでいいので、そのテイストの雑誌やwebサイトを確認して様々な情報を定期的にインプットしましょう!
雑誌やサイトは下記記事にまとめていますので、合わせてご確認ください!
情報の中には、歴史、商品やブランド、それらにまつわるストーリー、カルチャーなどが記事として存在しています。そこで面白いと思った方は、より深く知るために専門書などを見るとさらに理解が進みます!
一部をご紹介します!ファッションの専門書の中でも、名著なのでご存知の方も多いかもしれません(一部はプレミア価格がついているものもあります)
ここを押さえておけば間違いない
いまいち、どのテイストがいいのか分からないという方もいるかと思います。
そういう方たちには、かなり主観&個人的趣味が入っていますが、あるテイストを押さえておけば間違いないです。
それは、アメカジとアメトラです。
日本のファッション、とくにメンズファッションは、かなりアメリカの影響を受けています。日本のメンズファッションの礎を築き上げたVAN/ ヴァンは、アメリカのファッション、特にアイビーを紹介しています。日本初のセレクトショップといわれる三浦商店(現:SHIPS/シップス)、パイオニアのBEAMS/ビームスもアメリカ物の取扱いから始まりました。その影響と功績はとても計り知れるものではないです。
日本のメンズファッションは、アメリカのファッションとカルチャーが深く根付いています。
日本人は、アメリカのカルチャーが大好きなのです!
アメトラ・アメカジをベースに様々なトレンドやテイストをミックスされて、今のメンズファッションがあります。
スタイルは細部に宿る
カルチャーから生み出されたテイストは、スタイリングだけでなく、ディテールにまで及んでいます。ポケットの形状、ラペルのサイズ、裾の幅など。
同じトラッドでも、アメリカ、イギリス、フランス、イタリアで異なっています!同じジャケットなのにシルエットやラペルのサイズ、ベントの数など、ディテールが異なっており、流儀があります!
特にメンズは、服のバリエーションがレディースより少ないので、ディテールで差をつけたがる傾向がありますし、それがオシャレであり自分のスタイルにしていく風潮があります。このディテールとテイストがマッチしていると、一部の業界人(変態レベル)に分かってるなコイツ!と思われます。さらにそれを分かりつつ外すと、やるね!オシャレだね!と思われます!
メンズファッションは、見た目の良さだけでなく、ディテールもお忘れなく!そして、そのこだわりが面白いのです!
自分のスタイルを作るために、細部まで意識しましょう!
サイズを制する者がファッションを制する
ある程度、スタイルの方向性が決まりました!
次は、服を着る上でとっても大切で欠かせない要素があります。
それがサイズです。タイトルはちょっと大袈裟で煽り気味ですが、それだけサイズは大切というのを覚えていただきたい。
サイズが大切な理由は簡単。
サイズが合わないとシルエットが崩れる(かっこわるい)からです。
(あえて、サイズをずらすというテクニックもあります)
シルエットが崩れるとなると、見た目にも影響がでます。
簡単にいうと「だらしない」
肩幅の合わないジャケットだったら変なところにシワが入ったりラペルの高さが左右でズレたり、とてもみっともないです。たまにいますよね。こういうサラリーマン。
楽だからワンサイズ大きいサイズを選ぶは「絶対にダメ」です!
さらにパターン的には、サイズが異なると可動域が減るので逆に動きづらくなります。
またビッグシルエットがトレンドだから大きいサイズにするも、あまりオススメしません。同じサイズでも、シルエットを計算して作られているからです。タイトシルエットも同じです。ビッグシルエットの服が着たい場合、サイズは上げずにビッグシルエットになっている服を選びましょう。
特に影響があるのが、着丈や襟周りです。単純にサイズを大きくすると着丈も長くなりますし、襟も大きくなるからです(あえてサイズをずらしてコーディネートするテクニックもあります)
タイトシルエットの場合、着丈も短くなって、お腹がでちゃうかもしれないですしね!!
だらしないは禁物です!
しっかりと自分にあったサイズを選ぶようにしてください!
ディテールのサイズも見逃すな!
服は利用するシーンをイメージして作っています。ワークやアウトドア、ビジネスシーンなど。
分かりやすい例でいくと、アウトドアシーンは動きやすいようにパターン・サイズ設計や素材選定、ポケットの位置、ファスナーの向きや種類や縫製の方法までとっても細部まで考慮して作っています。命に関わってくるからです。
他の服もそうなのか?というとそうではありませんが、細部までこだわったものづくりをしているのは間違いありません!!
当然サイズもこだわって設計しています!
分かりやすい一例としては、シャツの着丈です。
ビジネスやドレスシーンでは、裾をパンツの中に入れます。これをタックインといいますが、ビジネス用シャツはタックイン前提なので、シャツの裾が飛び出ないように長めに作られています。逆にカジュアルシャツは裾だしが前提なので短く作ってあります。
サイズといっても、自分の体型にあうサイズだけでなく、各ディテールのサイズ感も意識して服を選んでくださいね!
ビジネスシャツを着て裾だしでカジュアル!!はしないように!!キレイめシャツでも裾だしができる着丈のものもありますので、細部までしっかりみてください!
それだけで、オシャレ度はグッとあがりますよ!
サイズはファッション業界の大きな問題
人によって体型は異なります。服はターゲットとしている人・年代・コンセプトにあわせてパターン設計して少しでも合わせようと努力していますが、どうしても平均値からのサイズ設定となります。
同じサイズでも、ブランドによって違うのはこれらの理由からきています。
海外ブランドもしかりです!海外ブランドの袖が長い経験はないでしょうか?欧米人は日本人より総じて腕が長いからです。よく海外ブランドに袖だけ短くする別注企画をお願いしていたのを思い出しますwww
特にサイズの影響が顕著にでるスーツがオーダーやっているのは納得がいきますね!オートクチュールも買ってくれる人に合わせて作ってくれます。だから高い!その人のためにパターン作って、裁断して、縫製してるので、大量生産ができません。効率が悪くなるので高くなりますよね。
カジュアルファッションにも、オーダーがあればいいのですが、人に合わせてサイズを作るとなると値段が高くなってしまうので現実的ではないのです。また、サイズを増やせばいいのですが、これも非効率&在庫問題も大きくありとっても難しいのです。
ちなみに、その理想に近いことやっているのがZOZOです。
すでに終了していますが、ZOZOデニムがまさに各々に合わせてすごい量のサイズ展開でカバーしていました!
これに近いことをZOZOがマルチサイズというコンテンツでさまざまなブランドから発売しています!Levi’sもあります!
サイズ問題から解放される日も近そうです!
個人的には3Dプリンターに期待しています!
テイストとサイズを押さえることができたら、そこそこのオシャレさんです!
次回は、もっとオシャレさんになるための勉強を一緒にしていきましょう!