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ポイントは通気性&吸湿速乾性
昨今の夏は信じがたいほどの暑さですね。日本は高温多湿という最悪な状況。カラッと爽やかな暑さだといいんですが、ジメジメ、ムシムシと…毎日が辛いですね。
この辛い暑さを少しでも緩和するために、ファッションも工夫して少しでも快適に過ごせるといいですね。
今回は、酷暑を少しでも快適にできるための服選びのコツをお伝えします。
筆者の経験からくるものが多いので、反対のご意見の方もいるかと思いますので、そんな方は酷暑を乗切るコツをコメントで教えてください!
素材・生地選びが重要
まずは快適な着心地にするために、不快感を軽減する素材・生地を選びましょう!
生地の密度が粗い
生地を作る時に糸の本数が少ない(打ち込み本数)、目が粗いものを選んでください。
目が粗いので通気性・透湿性がよくなります。
薄くて目が粗いものが一番涼しいですね。極端な例でいくとメッシュ生地は通気性バツグンです!
快適加工をした素材を選ぶ
- ドライ加工
吸湿速乾、吸汗速乾などの加工が施された素材。
湿気や汗を吸い上げ拡散してドライな肌触りを実現。さらに蒸発する際の気化熱を利用して温度の上昇を抑える素材もあります。
素材の加工だけでなく織りで工夫されたものもあります。
ポロシャツでよく使われる「鹿の子地」、スーツやシャツに多い「シアサッカー」、甚平や浴衣などに多い「ちぢみ」など、表面に凹凸を作りだし肌に触れる部分を減らして、通気性を高めたりドライな着心地を作り出している生地があります。 - 接触冷感加工
上記のドライ加工と併用されることが多く、素材に触った瞬間ひんやりするのが特徴です。ガムで有名なキシリトール加工した素材などもあります。ガムのイメージからしてもスースーしそうですね。
個人の感想ですが、接触冷感は最初だけで長続きはしない印象です。ドライ加工されていない接触冷感は、最初だけ冷たくて後は逆に暑く感じました。 - その他の最先端素材
NASAのために開発されたアウトラストという素材もあります。熱を吸って放出するそうで、快適な衣服内温度に調整してくれるそう。暑い時は涼しく、寒い時は暖かくするという夢のような素材です。
ただ、私はその凄さを体験できませんでした。NASA=宇宙なので過酷な環境でないと実感できないのかもしれません。これも個人の感想です。
天然素材の魅力
快適加工を施した素材は、主にポリエステルなどの化学繊維が中心となります。熱がこもったりベタっとしたり、最初だけ冷たい…みたいなことも多く、なんだかんだ天然素材が一番涼しいと感じています。
- 夏の代表素材「麻」
高い熱伝導性、ドライな肌触り、優れた吸湿速乾性など、日本の酷暑にはぴったりです
夏の素材のイメージが強いので、素材本来の特性と作り方(粗く織った生地)で快適性を高めたアイテムが多いです。 - 「ウール」は冬だけじゃない
冬の素材の代表でもあるウール。実は綿よりも吸湿速乾性が高い素材です。ただし、ウールだったらなんでもいい!というわけではありません。サマーウールやトロピカルと呼ばれる細い糸で平織りにした生地を選んでください。
最近はウールでできたインナーもありますよ!とっても細い繊維で作られているのでチクチク感も軽減されており、洗うこともできます。 - あこがれの「シルク」
高級素材として名高いシルクも、綿より高い吸湿・放湿性を誇る素材です。また、接触冷感性もあります(持続はしない印象)。繊維に気孔があるため「夏は涼しく冬は暖かい」素材となっています。
上記お伝えしたものを組み合わせてダブルで快適性を追求したものや、さまざまな加工をこれでもかっ!っていうくらい施して快適性を高めたものなど、様々な素材・生地があります。機能性が書かれた下げ札がついていたり、商品説明に記載されていることが多いので、チェックしてみてください。
引用:https://www.okadaya.co.jp/shop/g/g4965492867110/
引用:https://www.aikuma.co.jp/view/item/000000004123?category_page_id=cloth
引用:https://item.rakuten.co.jp/horiku/2b29v2655w/
デザインで風通しを良くする
服のデザインや作りで快適性を高めたものもあります。
ベンチレーション
ベンチレーションとは通気口のことで、衣服内の通気性を高めてくれます。ユニフォームや作業着、アウトドアウエアに多く使われているディテールです。
サイズ
- 袖口や裾が広めのビッグシルエットの服は、風通しが良く涼しく感じます。
通気性を高めるために作られたものはほとんどないですが、ビッグシルエットなどの服は袖口なども広めなので、涼しく感じる印象です。
ただし、闇雲に大きいサイズのものを選べばいいというものではなく、自分の体にあったサイズでビッグシルエットになっている(袖口などが広い)ものを選ぶようにしましょう!だらしなく見えないようにするのが着こなしのポイントです。
*あえて大きいサイズにして着崩す高度テクニックもありますので、自信がある人はぜひチャレンジしてください! - 袖丈(袖の長さ)、着丈(服の長さ)が短いものも涼しいですね。露出が多くなるので注意が必要です。タンクトップやスリーブレス(ノースリーブ)などです。メンズでは見たことがありませんが、レディースのへそ出しは涼しそうですね。キャミソールやスカートなどレディースは涼しそうな服が多くて羨ましいですね。
- これまた個人の感想になりますが、これは皆さんも同じ感想だと思います。当たり前かもしれませんが、言葉として残します。
関節を出すか出さないかで涼しさが変わってくる印象です。
短パンで膝を出す、クロップド丈パンツやロールアップで足首を出す、襟付きシャツではなくクルーネックなどで首を出す、Tシャツで肘を出す、タンクトップで肩も出す、長袖シャツの袖を捲り上げて手首を出すなど、関節をポイントとして露出すると涼しくなるので、調整してみてください。
ファン付きアイテム
最近話題の扇風機(ファン)付きの服のことです。作業着などに多いですね。少しずつですがオシャレなアイテムも出てきていますので今後に期待です。
その他のTIPS
他にも暑さを和らげるためのちょっとしてコツをご紹介
服だけでなく小物にも気配り
- 帽子をかぶって日差しから守りましょう。
帽子も服と同じく通気性がいいものをお選びください。麦わら帽子(ストローハット)やパナマハット、メッシュキャップなどが代表的な帽子です。 - 涼しいシューズも忘れずに
靴はムレることが多く不快になる方も多いはず。
昨今は、アッパーにメッシュ地を使ったものや、インソールにジュートを使ったものもあります。エスパドリーユは私も好きでよく履きます。吸湿性に優れているので裸足でも足裏がサラサラしていて快適です。
明清色を選ぶ
白や淡い色を選んでください。
太陽光を反射して熱の吸収を和らげます。また見た目にも爽やかで涼しげな印象になります。
まとめ
これらの工夫を組み合わせたりしながら、快適でオシャレな夏のファッションを楽しんでください!